letter〜天国のキミへ〜 (「悲しみの桜」続編)
店内に入ってから、二時

間は経っただろうか。奈

緒姉は既に酔っ払ってい

た。

奈緒姉は酔ったせいか、

俺にじゃれついてきた。

俺は気まずかった!!春

木さんは、別のお客さん

を接客しながら、チラチラと

俺達の方に目をやってき

た。いや、奈緒姉がじゃ

れついてきたからじゃな

い!店に入ってからずっ

と俺達にチラチラ見てた・・


いくら俺の事を理解して

ても、さすがに自分の女

が他の男と酒を飲むのは

嫌だよなっ!と思って、

俺は先に一人で店を出る

事にした。

「何かすいません、奈緒

姉の事。今度は一人で飲

み来てもいいですか?」

と俺が言うと、春木さん

は、

「気にしてないから、ま

た来なよ!」と答えて

くれた・・・
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