letter〜天国のキミへ〜 (「悲しみの桜」続編)
辺りは暗くなり、俺達は

浜辺でバーベキュウを楽しん

だ後、缶ビールや酎ハイ

片手に、亮のくだらない

話で盛り上がっていた。

奈緒姉も元気になり、春

木さんの隣で笑っていた



そして、ある一人の女の

子が、

「ねぇ、心成君は彼女い

ないの?」と俺に質問し

てきた。俺は、

「いるよ!!天国にだけ

どなっ」と言うと、場が

一気に静まり返った。

し、し、しまった・・・

空気悪くしてしまった!

そう思ったが、時すでに

遅し!

俺は、

「冗談だよっ!何暗くな

ってんだよ!」と言って

その場から逃げるように、

トイレに行くふりをして

みんなと少し離れた場所

に行った・・・
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