letter〜天国のキミへ〜 (「悲しみの桜」続編)
俺は公園に入りいつもの

ベンチに向かった。

するとベンチには一人の

女が座っているのが見え

た。あの後ろ姿は奈緒姉

だなっ!!

俺は、

「こんな夜中に女一人で

危ないぞっ!」と言いな

がら、ゆっくりと奈緒姉

の横に腰を降ろした。

すると奈緒姉は、
「そんなに心配なら、一

人で飲み行かないで私を

誘ってよ。本当に心成は

独りが好きだよね??

ていうか、私を避けてい

るだけかもしれないけど

」と言ってきた。
俺が、

「そんなんじゃねぇよ」

と言うとしばらく沈黙が

続いた・・・。
< 87 / 106 >

この作品をシェア

pagetop