シャイな狼とドジな子羊
そう思うと、今どうなっているのか
心配になってしまう。
「…って、何考えてんだ俺は!」
パンパンと頬を叩いていると、
俺の前の席にいた奴が、驚いて俺の
方を振り向いた。
「ど、どうした風真…。何かあったのか?!」
俺の一番仲の良い親友・長谷川 大地。
よき俺の相談相手でもある。
「い、いや…なんでも」
俺は、とっさに隠す。
…が、さすが親友なだけあって
すぐに見抜かれた。
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