シャイな狼とドジな子羊



「うん。だって、お金使ってるし。
それに、おにぎりのお礼なんていらないよ」


小鳥遊は、眉を八の字にしながら上目遣いで見つめてくる。



「え…いや、俺は…」



ただ、お礼がしたかったと言おうと思ったら

小鳥遊は、慌てて座席へ戻った。


そして、何かを持って慌てて俺の元へ駆け寄ってきた。




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