夢を売りに
夢の果てには?


男は、顔面を押さえてうずくまった。




「この変態野郎!」



俺は、そう言うと店を出た。




商店街を歩きながら考えた。




あの男の言う事は、当たっている。




しかし……




しかし何だ?




分からない。




結論を出しても自分自身を美化したり欺いてるような気がした。




俺は、長いため息をついた。



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