夢を売りに


俺は、アパートに帰り寝ようと思った。



明日からまた仕事だ。




体力の消耗を最低限にしなければいけない。




煙草の袋を手で丸めて灰皿の上に置き立ち上がった。




立ち上がった俺の視界に夢という文字が入った。




良く見ると商店街の中にある何かの店の看板だった。




「あなたの夢高価買い取り!!」




看板には、そう書かれていた。




手書きらしい貧相な看板だった。


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