夢を売りに


「夢を売りに来たのかな?」




「え?ああまぁ説明だけでも聞きたいしお金に困ってるから。」




俺は、初対面の男にお金に困ってると言ってしまった事を後悔した。




「あなた免許証とかあるかな?」




俺は、空の財布のカード入れから免許証を出した。




「昭和四十二年生まれね。もういいよ。」




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