告白の丘

 「ふぅー、なんとか間に合ったぁーー」

  「おはよ、華恋ちゃん」

  「おはよう、美羽」

  
  この子は、同じクラスで一番仲がいい彼方美羽。

  めちゃくちゃ可愛くて、優しいの!

  
  「ところで、1時間目数学だけど宿題やってきた??」

  「あぁーーーーー!!!!!!忘れえたーーーー!!!
   美羽サマ、お願いです、写させてぇーーー!」

  「分かったよ、明日はちゃんとやってくるんだよ?」

  毎日のように宿題をやるのを忘れてしまうわたし・・・

  まぁ、授業中ほとんど寝てるからいいんだけどね(笑)




  「・・・・・んちゃん、かれんちゃん!!」


  「んん・・・・」


  もうちょっと寝かせてよ。


  昨日徹夜で楽譜みてたからきついんだってば。


  「華恋ちゃん、起きて!!もう放課後だよ!!!」

  えっ・・・・・・


  「ヤバイーーーーーー!!
   空に殺されるーーーーーー!!!」

  「ごめんね、あんまりにも気持ちよさそうに眠ってたから、
   起こすのもあれかなと思って起こさなかったんだけど。
   さすがに、あれかなっと思って」
  
  「いや、今からダッシュで行けば間に合う!!
   じゃ、またあしたね、美羽!!」

   やばいぞ、ホントにダッシュで行かなきゃ空から殺されてしまう・・

  

  「どうしよ・・・・」

  「どうしたの?」

  「あっ、アッキー!」

   
  この人は、学校は一緒なんだけどクラスが違う秋野祥也。

  同じ塾に通っている。

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