告白の丘
どうしたんだろ ”祥也Side"
ーー今から約1年前ーー
「はぁー、高校どこいこ」
この頃まだ受験生だった俺は夢も無く学校行って、ただ勉強して
その繰り返しだった。
「おい、祥也!お前まだどこいくか決めて無いのかよ!?」
こいつは俺の兄貴。
当時高1、この頃から兄貴のおせっかいは始まっていた。
「お前、夢とかやりたい事とか無いわけ?」
「俺は、高校でバスケがやれればそれでいいの。
だから、バスケ部があるトコならどこでもいい」
俺は、小3の時からバスケばっかりしていて友達からも、バウケ馬鹿って言われてる。
「祥也ーー!お母さんね今日、あなたの塾の申し込みしてきたから。
明日から行ってもらうから、そこんとこヨロシクね♪」
はーーーいーーー??(怒)
ってか、塾なんていったらバスケ出来なくなんじゃん!!
「ぜってーーー、いかねーから!!!」
とは言ったものの・・・・・・
「ちゃんと毎日塾行って勉強してくれたら・・・・・
ご褒美に家の庭にバウケットゴールつくってあげるわぁ!」
という、母さんの言葉に負けてしまった・・・・・
「あら、あなたが新しく入った秋野くんね?
教室は・・・・・あっ、柚原さん?
この子、新入生の秋野くん。あなたと教室が一緒だから連れて行ってあげて。
秋野くん、分からないことがあったら柚原さんに聞くのよ?」
「了解!!先生まかせといて♪」