【短】子うさぎ彼女に溺愛中。【番外編更新中】
「茅那...悪い。
俺、もう限界...」
「ぇ......?」
金曜日、いつも通りの放課後。
私―――天宮茅那と直人は、直人の家で普段と同じように過ごしていた。
いきなり直人がそんな発言をしたものだから、あたしは目をぱちくり。
はてなマークを浮かべていると、すぐに視界がぐるりと変わる。
「......っ...?」
見慣れない真っ白な天井に、
目の前に覆いかぶさるのは妖艶な表情を浮かべた直人の整った顔。
「な、直人......っ」
上ずった声で小さく彼の名前を呼ぶと、すぐに唇が塞がれた。
「んっ......」
深いキスに溺れて、
髪を梳く指にまで小さく反応してしまう自分の身体が恥ずかしくて。
目を閉じれば、しがみついた直人の肩が小さく揺れた。
「なんかイケナイ事してる気分」
そう言ってクスッと笑った彼は、只今フェロモン大量放出中。