こんぺいとう












「そうか…」



小さく呟いてまた黙った



ぶつぶつと何か独り言を言ってるけど気づかないふり






そろそろかなー。

ちょうど19時を過ぎたところだった








「シロいるかー?」



玄関から大きな声が聞こえてきた


ぷらぷらと手にはケーキ屋さんの箱をぶら下げて史門が帰ってきた




「ほら、いい子にしてたか?」



ワシャワシャと私の頭を撫でてケーキの箱を手渡す



中には私の好きなケーキがたくさん入っていた



「ありがと」


自然と笑顔が溢れる









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