シンデレラの落し物





「上がって下さい」と気前のよさそうなメイドさんが、客間へ案内してくれた

「御用件は…??」

「あの、実は此処のお嬢様の落し物を拾ったもので、近かったのでお届けしようかと…」

普段、こんなかしこまったことなど一度もなかった為、慣れないことに少し緊張した

メイドさんが此処のお嬢様を呼ぼうとしたとき…


――ダダダ……







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