シンデレラの落し物




あたしには、あのダイヤの重みを背負っていく自信なんてない…

あの指輪が、あたしの左薬指から輝きを失くしたとき、心なしか、“自由”ってもんが初めて見えた



自由…

今まで求め続けてきたもの


でも、ろくに外へ出たこともなかったため“外の世界”なんて全く知らなかった







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