王子様注意報 2
「失礼しまーす・・・」
私は恐る恐る玄関の扉をあけた。
・・・ロビーかっこいいな。
やっぱうちとは違いすぎる。うん。
「妃芽様ですか?」
「はっはい!!」
横からいきなり声をかけられたから危うく飛び上がりそうになった。
横を向くとメイドさんらしき清楚そうな女の人。
「わざわざうちのお嬢様がお呼び出しして申し訳ございません。」
「いえ!!私も話したいと思ってましたし!!」
そんな若干テンパる私を見てにっこり笑うメイドさん。
・・・いろいろ恥ずかしい。
「こちらへどうぞ」
「はい!!」
私はメイドさんの後ろをついて階段を上がる。