王子様注意報 2



階段を上がりきると長い廊下に並ぶ扉。


いっぱい部屋あるな。


メイドさんは左側の一番奥の扉の前で足を止めた。


「お嬢様!!妃芽様がお出でにならました!!」


「・・・入って。」


中から聞こえてくる微かな声。


「どうぞ。」


「はい・・・。」


扉を開けてメイドさんは戻っていく。


中は相当薄暗い。


・・・どこいるんだろう。





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