オオカミヤローに捕らわれて
どうにかして昇に統牙と遊ぶ事をあきらめさせ様としたら、統牙が昇の隣に座った。


「相手してやるよ。昇……でいいか?」


「うん!ありがとうお兄ちゃんっ!!」


無邪気にはしゃぐ昇に、優しく笑い返す統牙。


「あ、あの成見さん…いいんですか?」


ポカンとしている私に代わって、玲美が聞いてくれた。


「いいよゲーム位。オレにも3つ下に弟いるから、こういうの慣れてるし」


カチッとゲームの電源を入れた統牙は、本当にお坊ちゃまと言う雰囲気を一切見せず、昇と遊んでくれた。


オマケに玲美とは夏休みの宿題を見る約束まで………
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