オオカミヤローに捕らわれて

★大切な記念日★ 《Side -Toga-》

吹雪の一時帰宅について行った翌日、道がオレの家に遊びに来た。


伊達家の人達は皆明るくていい人で、料理もウマかった。


え?“本当にそう思ってんのか?”だって?


思ってるって!そりゃああまり食べた事無い食べ物もあったけど、吹雪とその母親と姉と妹が作ったんだ、ウマイに決まってる。


久し振りに『家族団欒』っての体験して、オレはいい気分だった。


な・の・に・よ!!


「スゴーイ!これが成見財閥の本家の中かーーー!!やっぱり私の家とは段違いにステキィーーー♪」


オレの部屋に、超耳障りな高い声が響き渡る。
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