オオカミヤローに捕らわれて
「黙れ安岡……オレ前に言ったよな?オレん家で働いてる人間悪く言ったら、一生後悔させてやるって」


「だけど「黙れつってんだろ!!」」


喉を最大限に使って怒鳴り散らすと、安岡がビビって一歩後ろに下がった。


「もうお前の顔なんか見たくねぇ。さっさと失せろ。じゃねぇとお前の母親デザイナーの仕事出来なくさせるぞ」


「そんな……!」


「一家で路頭に迷いたくなかったら、とっとと消えろ!!2度とオレの家に入り込むなっ!!」


暴言を吐きまくったオレは、パシッと吹雪の腕を掴んだ。


「えっ!?お坊ちゃま……!?」
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