オオカミヤローに捕らわれて
一瞬忘れてたが、私は統牙の専属メイド。
「吹雪次ソレ取って」
「ハイ……」
統牙は花火大会が始まってから、ずっと私にベッタリだ。
最初は何となーーくかわそうとしてたんだけど、私が動けば統牙も動く。
しまいには『逃げんなコラ』と脅され、私は仕方なくずっと統牙の傍で花火をしていた。
「ねぇ、あっちのメイドさん達、ずっと統牙見てるよ?あの人達と話したら?」
チラチラこちらを見ているメイドの先輩達を指差して言うものの、効果無し。
「ヤダね。オレは吹雪と花火する方が楽しいし嬉しいから、行かねぇ」
「吹雪次ソレ取って」
「ハイ……」
統牙は花火大会が始まってから、ずっと私にベッタリだ。
最初は何となーーくかわそうとしてたんだけど、私が動けば統牙も動く。
しまいには『逃げんなコラ』と脅され、私は仕方なくずっと統牙の傍で花火をしていた。
「ねぇ、あっちのメイドさん達、ずっと統牙見てるよ?あの人達と話したら?」
チラチラこちらを見ているメイドの先輩達を指差して言うものの、効果無し。
「ヤダね。オレは吹雪と花火する方が楽しいし嬉しいから、行かねぇ」