オオカミヤローに捕らわれて
どうしよう!どうやったらこの場を凌げる!?


私と統牙はつき合ってるワケじゃ無い……他人から見たら普通のご主人様と、メイドの関係。


その2人が誰もいない公園で花火……疑われても仕方ない。


「えと、私、統牙お坊ちゃまの専属メイドなんです!だから……」


「専属…?女子高生、しかも1ヶ月しか働かない君が?」


更に怪しむ様な視線を浴びせられ、心臓がバクバク暴れて呼吸がしづらい。


でも意外な事に、伴路様はスルッと話を変えた。


「まぁ………いいや。体冷やしちゃダメだよ?伊達さん」


おっ……おおおっ!?
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