オオカミヤローに捕らわれて
いつの間にかトイレから出て来てた統牙が、怖い目で伴路様を睨みつけている。


私は数日前に伴路様が言っていた事を思い出した。


そうだ…統牙と伴路様って、仲悪いんだっけ………?


一難去ってまた一難……!!空気が重い!重過ぎる!


「別に?たまたま通りかかって、伊達さんと話してただけだけど」


伴路様のセリフに、統牙のオーラが凄みを増す。


「どうしてお前が、吹雪の事名前で呼んでんだよ!!」


「キャッ!?」


棒立ちだった私は、力いっぱい統牙に抱きしめられていた。


な……


何なのこの展開ぃ~~~~!?
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