オオカミヤローに捕らわれて
わざわざオレの名前をフルネームで呼び、何もかも分かったかの様な態度の伴路に、無性に腹が立った。
「何だよ……」
「普通だったらこんなの見たらお前等デキてんのか思うけど、違うよな?いい加減伊達さん離してやったら?固まってるぞ彼女」
チラリと吹雪に視線を向けると、確かにフルフルと震えながら、石みたいに固まっている。
本当は離したくなかったけど、吹雪の為を思って渋々体を離した。
「………で、なんでお前吹雪の名前知ってんだよ」
オレの記憶が確かなら、この2人が会った事は1回も無い。
なのにどうして伴路が……?
「何だよ……」
「普通だったらこんなの見たらお前等デキてんのか思うけど、違うよな?いい加減伊達さん離してやったら?固まってるぞ彼女」
チラリと吹雪に視線を向けると、確かにフルフルと震えながら、石みたいに固まっている。
本当は離したくなかったけど、吹雪の為を思って渋々体を離した。
「………で、なんでお前吹雪の名前知ってんだよ」
オレの記憶が確かなら、この2人が会った事は1回も無い。
なのにどうして伴路が……?