オオカミヤローに捕らわれて
まだ特別学習が終わって無いのに迎えの電話をかけたので、案の定金上は電話の向こうで『えっ?』とマヌケなリアクションをした。
『でも特別学習、まだ終わって無いんじゃ「いいから早く来いっ!!もう帰るんだよオレは!!」』
言いたい事だけ言い放ち、ムリヤリ通話を切るオレ。
後ろから道が息を切らして走って来た。
「統牙待てよ!何もあそこまでしなくてもいいだろ!」
必死にオレを宥め様とする親友の声も、右から左へすり抜ける。
ただ……自分1人じゃどうしようも無い位大きな何かに引き込まれて、オレは完全に迷子になっていた。
『でも特別学習、まだ終わって無いんじゃ「いいから早く来いっ!!もう帰るんだよオレは!!」』
言いたい事だけ言い放ち、ムリヤリ通話を切るオレ。
後ろから道が息を切らして走って来た。
「統牙待てよ!何もあそこまでしなくてもいいだろ!」
必死にオレを宥め様とする親友の声も、右から左へすり抜ける。
ただ……自分1人じゃどうしようも無い位大きな何かに引き込まれて、オレは完全に迷子になっていた。