オオカミヤローに捕らわれて
まだオレ、お前に何も言ってないんだよ。
『ごめん』も、『ありがとう』も、何にも。
それに――――…
「1番言わなきゃいけない事が残ってんだよっ!!」
流れる汗を拭う事も忘れて、吹雪の家への道のりを走り続けた。
途中男2人組の傍を、超特急で通過。
………したのに、「統牙?」と呼び止められたのに気づき、足を止め、振り返った。
「なっ……」
驚きの2ショットを見たオレは、自分の目を疑った。
「道と…伴路!?どうしてお前等が一緒にいるんだよ!」
男2人の片っぽは、オレの親友の中曽根 道だった。
『ごめん』も、『ありがとう』も、何にも。
それに――――…
「1番言わなきゃいけない事が残ってんだよっ!!」
流れる汗を拭う事も忘れて、吹雪の家への道のりを走り続けた。
途中男2人組の傍を、超特急で通過。
………したのに、「統牙?」と呼び止められたのに気づき、足を止め、振り返った。
「なっ……」
驚きの2ショットを見たオレは、自分の目を疑った。
「道と…伴路!?どうしてお前等が一緒にいるんだよ!」
男2人の片っぽは、オレの親友の中曽根 道だった。