オオカミヤローに捕らわれて
妹に後押しされた吹雪は、眉間にシワを寄せてちょっとだけ考える素振りを見せた。
「…………分かった。玲美、留守番よろしくね」
玲美はコックリと頷き、姉が門を開けて外に出るのを見送る。
オレの真ん前に立った吹雪は、オレと目を合わせようとしなかった。
「あっ……どこ行く?」
「近所に神社があるから………そこに行こう」
吹雪の提案で、2人で神社に向かう。
決してデカくは無いけれど、キレイで涼しい風が吹く神社だった。
石で出来た階段に、並んで腰を降ろす。
この空間には
意地もプライドも必要ない。
「…………分かった。玲美、留守番よろしくね」
玲美はコックリと頷き、姉が門を開けて外に出るのを見送る。
オレの真ん前に立った吹雪は、オレと目を合わせようとしなかった。
「あっ……どこ行く?」
「近所に神社があるから………そこに行こう」
吹雪の提案で、2人で神社に向かう。
決してデカくは無いけれど、キレイで涼しい風が吹く神社だった。
石で出来た階段に、並んで腰を降ろす。
この空間には
意地もプライドも必要ない。