オオカミヤローに捕らわれて
オレ様王様の統牙が謝るなんて、あり得るのか。
ポカーンとする私をよそに、統牙は家の前の時と同じ様に、深々と頭を下げた。
「ごめん吹雪。オレ最低だった。彼氏でも何でもないのにキスマークなんか付けて、お前の事困らした」
「統……」
「その上道に“オレは吹雪をもの扱いしてる”って言われて、気マズくて勝手に無視までしちまった」
えっ……あの中曽根様が、統牙に……?
ちょっとイメージと違う事実に、驚きを隠せなかった。
「でもオレ、やっと分かったんだよ。オレがやってる事は全部お前を傷つけてたって事がさ」
ポカーンとする私をよそに、統牙は家の前の時と同じ様に、深々と頭を下げた。
「ごめん吹雪。オレ最低だった。彼氏でも何でもないのにキスマークなんか付けて、お前の事困らした」
「統……」
「その上道に“オレは吹雪をもの扱いしてる”って言われて、気マズくて勝手に無視までしちまった」
えっ……あの中曽根様が、統牙に……?
ちょっとイメージと違う事実に、驚きを隠せなかった。
「でもオレ、やっと分かったんだよ。オレがやってる事は全部お前を傷つけてたって事がさ」