オオカミヤローに捕らわれて
関係ないね、そんなもの。


オレはフッと口の端を上げ、自分の素直な気持ちを吹雪に話した。


「いいよ。吹雪が頭良くても悪くても、運動出来ても出来なくても、好きになったからにはきちんと守るから。兄弟が4人がなんだ?いいじゃん義理とは言え、姉と妹出来ちゃうし、オレ。女の姉妹ってどんなんだろって、ずっと思ってたから」


最後の言葉の意味が分からなかったのか、吹雪は瞬きを繰り返す。


数秒後、理解出来たのか、ボンッ!と大爆発した。


「な…ななな!!//////」


ブハッ…リンゴみてぇ。


オレリンゴ好きなんだよなぁ。
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