オオカミヤローに捕らわれて
甘い甘いリンゴが目の前にあるのに、我慢しろってか?


そんなの絶対ムリだっつーの。健全な男子高校生だぞ、オレは。


てなワケで………いただきます。


「ちょっと待って!!何もう1回キスしようとしてんの!?統牙っ!!//////」


オレがまた唇を近づけ始めたので、吹雪は慌ててオレの体を押し返した。


「堅い事言うなよ。彼氏が彼女にキスしようとして、何が悪いんだよ」


「か、彼氏…///彼女……っ///」


「なんだお前、カワイ過ぎだぞ。何だったらここで押し倒してやろうか」


「や、やめてよ!ここ神社だよ!?」
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