オオカミヤローに捕らわれて
ギャーギャー言い合っている内に、結構時間が経ち、オレは不意に吹雪の頭を撫でた。


「戻って来るよな………?吹雪」


優しく問いかけると、吹雪は小さくとだけど、しっかりと頷いてくれた。


「うん…荷物は帰って来てからまだそのままだから、明日帰るよ」


「ダメ、今日。勝手に出てった罰として、今日ずっとオレにご奉仕して貰うから」


「ご奉仕!?ご奉仕って何!?」


身の危険を感じ、パニックになる吹雪が、愛しくて仕方ない。


今日やっと…吹雪はオレの“彼女”になった。


丁度神社だし……


神様、ありがとうございます♪
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