オオカミヤローに捕らわれて
―――
――――
―――――…


「ハイハイすみませんでしたね。だけど統牙、お前吹雪ちゃん仕事中なのに襲ってんじゃねぇよ!!」


「ハァ?自分の彼女襲って何が悪い」


「………//////大人の世界だ……」


「時任さん、別にこういうの『大人の世界』って言わないから」


「…………」


私は黙ったまま、目の前の来訪者達を見つめていた。


統牙の部屋に来たのは、中曽根様とまちか。


中曽根様は統牙の親友だし、まちかも前に1回成見家に来てるから、あまり気にならないんだ……け…ど……


「伴路、お前は帰れ!!」
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