オオカミヤローに捕らわれて
玄関に着くまでの間、オレ達は色んな話をした。


吹雪が超高級皿を1枚割りかけて、皆心臓が止まりそうになった事や……


オレ達2人と吉良と優牙の4人でお茶した事等、とにかくたくさん会話をした。


何しろ約18年間住んでるオレですら、まだ知らない部屋があるかもしれない位広い、家の事。

(↑えっ!?冗談だよね!?)


玄関までは時間がかかると思ったのに、すんなりと着いてしまった。


「吹雪さん!」


「伊達さん!」


優牙と吉良がオレと吹雪に気づいて、駆け寄って来る。


吉良の手にはブーケサイズの花束が握られていた。
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