オオカミヤローに捕らわれて
「あり得ない……こんな大豪邸、初めて見た」


セミロングの茶髪に、160前半程の身長。


今まで学園に統牙様達を迎えに行った時に見たお嬢様方とは、全然違う女の子。


見る限り、お嬢様って言うより、普通のどこにでもいそうな女の子だった。


「コイツ、ここの新しいメイドにするから、よろしく頼む」


その統牙お坊ちゃまの発言に驚いたのは、茶髪の女の子だけじゃ無い。


統牙様は女嫌いなんじゃ無いかと思っていた皆が、唖然とした。


「ちょっと!メイドって、一体何!?」


話について行けない様子の女の子は、数十分後……
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