オオカミヤローに捕らわれて
散々怒ってもオレ様な統牙様には通じず、結局伊達さんは専属メイドになってしまった。


「オイ吹雪、リモコン取って」


「なっ、それ位………ハイ、統牙様」


伊達さんは嫌々オーラをちょっと出してたけど、一生懸命頑張ってくれて…申し訳なかったわ。


幾ら統牙お坊ちゃまでも、彼女に何かしたらタダじゃおかない!!


伊達さんが娘と年が近い事もあり、私は母親みたいな感覚で見守っていた。


だけど2人を見てたら……段々ある事に気づいた。


統牙様は伊達さんと一緒にいる時やたら嬉しそうにしていて、伊達さんも同じ様な雰囲気だと。
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