オオカミヤローに捕らわれて
シーンと静まり返っていた広間に、オレの声が響く。


「「「「え~~~~~っ!?」」」」


数秒後、広間にいた皆が口を揃えて絶叫した。


「な、なななな……専属!?そんな!!」


昨日のオレ同様、プルプル震えてオレを見上げる吹雪。


完全に顔が引きつってる吹雪の耳に、オレはコッソリと告げた。


「誰にもやらない。お前はオレの」


ボッ!と赤くなる吹雪に満足したはしたが、そこから吉良が“離せ”と言うまで、吹雪を抱きしめ続けた。


まだまだ長い夏休み………


最高に楽しくなって来たんじゃねぇの?


アッハッハ!
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