オオカミヤローに捕らわれて
『いいからタメ口だ。やらなきゃ永遠にメイドやらせるぞ』


悪魔は何とも楽しそうに言い放ち、私に“2人の時は呼び捨て&敬語無し”という条件をムリヤリ押しつけたのだった。


オマケにと……統牙///の身の回りのお世話は殆ど私がする事になり、慣れない私の疲労はピークに。


今は掃除の休憩中に友達の時任 まちか《ときとう まちか》に電話して、グチりにグチりまくってる最中なんだ。


『でも優しい時もあるんでしょう?だったらまだマシじゃない?』


まちかは私の高校のクラスメイトで明るく大雑把な性格で、家事全般が苦手な女の子。
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