ヴァージニティー
2人の考えが一致した。

そのうち帰るだろうと思いながら、2人はまた唇を重ねようとした。

ピンポーン

それを阻止するように、またチャイムが鳴った。

「ったく、誰だよ」

朝人は仕方ないと言うように躰を起こすと、自分の服を身につけた。

夕子も一緒になって、自分の服を身につける。

「俺が出る。

こんな時間に女が出たら危ない」

ポンポンと夕子の頭をたたくと、朝人は玄関へ向かった。

ピンポーン

「はーい、今から」

ガチャッと、朝人は玄関のドアを開けた。
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