ヴァージニティー
朝人の指が、敏感なところに触れた。

「――あっ…!

いやっ…んっ…」

震える声で乱れる夕子に、
「こうされるのが好きなくせに」

「――ひっ…!」

朝人はさらに夕子を乱れさせた。

敏感なところを愛され、躰が震える。

脱がされた服が自分たちの下でグシャグシャになっている。

「――もうっ…あっ!」

「じゃあ、“朝人”って言ってよ。

夕子の欲しいヤツ、あげるから」

そう言った朝人に、
「そんな…!」

夕子は反論しようと口を開けた。

しかし、中途半端に熱い躰に逆らうことができない。

「――うやっ…!」

朝人の指先が胸の先を弄ぶ。
< 66 / 103 >

この作品をシェア

pagetop