ヴァージニティー

4-1*おばあちゃん

始発の新幹線に飛び乗ると、京都へ向かった。

京都駅に降りると、そこで朝食を食べた。

それから、母方の祖母の家へ向かった。

ピーンポーン

チャイムを鳴らすと、
「はーい」

祖母が出てきた。

「こないな朝早うから、どないんどすか?」

夕子と朝人の2人の姿を見た祖母は驚いたように言った。

「とりあえず、さぶいからあがっておくれやす。

朝早かったら、ほっこりしたでしょう?」

祖母に勧められ、
「お邪魔します」

2人は家の中に足を踏み入れた。
< 81 / 103 >

この作品をシェア

pagetop