ヴァージニティー
「全く、“朝人”でしょ?

“あっちゃん”って言ったから、お仕置き決定ね?」

ニヤリと笑いながら言った朝人に、
「――やあっ…!

イジワル…!」

夕子は唇を開いて反論した。

「はいはい、思う存分イジワルしてあげるね」

「ああっ!」

朝人の指が自分の胸の先を弄んだ。

朝人に耳を甘噛みされ、躰が震える。

「――んんっ…」

胸の先を弄んでいた手はなでるように、下へ下へと降りて行く。

「――んひゃっ…!」

その手が敏感なところに触れたとたん、夕子は声をあげた。

「どうしたの?」

朝人はニヤニヤと笑いながら聞いてきた。

(わかってるくせに…!)

心の中で呟くと、夕子は朝人をにらんだ。
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