文目剣術部【壱】
「さっきは悪かったな酷い事言って…だがあれは「全部嘘」
「だろ?」と詠は天宮城に尋ねた
「何だよ!ばればれだったのか」と一瞬驚いた天宮城はすぐに苦笑いしながら「そう」と頷いた
「あんたが何処までの奴か見たかったんだ…で!お前と試合して分かった」
「何を?」
きょとんとする詠に天宮城は白い小さな紙切れを渡した
首を傾げながら「何だこれ?」と言う詠に「俺の携番とアドレス」と天宮城は言った