文目剣術部【壱】

「俺ですか!?」

詠は驚いて思わず目を丸くした

「あぁ」と高笠と笛吹は頷いた

「やってくれるか?」

真剣な目で詠に頼む高笠を見て詠の心臓はドクンと唸った

俺がまた主将になったらと中学の時を思い出してしまい詠は自信がなかった

「俺に主将は無理「大丈夫でーす!先輩!」

長水が詠の声にかぶさって笑顔で答えた

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