文目剣術部【壱】
だがさすが高笠の妹で剣道場の娘だけあると詠は思った
華宮は次々に詠の技をかわしながら少し隙が見えれば容赦なく詠に技を仕掛けてくる
思った以上の良い試合に詠は「すげぇ」と笑みを見せた
「だけど…」と詠は一瞬で華宮の間合いに入り素早く技をかけ華宮の竹刀を叩き落とした
「今日はここまで」
詠は言いながら額から流れ落ちる汗を袖で拭った
「さすがですね詠さん」と華宮は笑みを見せた
メニュー