文目剣術部【壱】

入学式から今日の6時間まで隣の席で授業を受けたり2時間目の数学の時間は教科書を見せあっていたと言うのに髪を少し切っただけでこんなに分からないものなのかと詠は

「すげぇ高枝バサミの力」

「へ?高枝バサミがどうかしたのかよ?」

長水はきょとんとしている

「長水こちらはお前と同じ1年の詠皐月だ。今日からうちの剣道部に入部する事になったから仲良くやってくれ」

入部する事になったから?!って…「高笠先輩俺まだ何も「マジでー?!」

詠が断ろうとした瞬間「やったー!」と長水が詠に飛びついて来た

こうなるともう断れない

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