文目剣術部【壱】

いや待て待て待て待て待てっ!

確かに詠は良い奴だ!しかしあの姿で違和感無く歩く男ってのもどんなもんかな

「高笠先輩!高笠先輩!」

蔭平の声に気づいた俺は蔭平を見た

「清ちゃん雨止んだぞ?」

「先輩いつまで本頭に乗っけてるつもりッスか?」

東伍と長水が俺を見ていた

「あら?兄様じゃないですか?今笠届けようと兄様を探すの詠さんに手伝ってもらってたんですよ?」

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