文目剣術部【壱】

あやが何時の間にか俺の前に立っていた

「デートじゃなかったのか…」

「え?何かおっしゃいました?」

思わず呟いた俺にあやはきょとんとしている

「えっ?あ、別に何も言ってないよ」

危ない危ない…

俺は「ちわーッス」と眠そうに頭をかきながら歩いて来る詠を見た

「お前その格好なんとかしろよ!」

長水の言葉に「そうだそうだ」と頷く東伍と蔭平

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