文目剣術部【壱】
「大丈夫だって」と欠伸する詠
「華宮さんも詠の服装には呆れるよね?」
蔭平の質問にあやは何と答えるのか聞きたくて俺はあやを見た
「詠さんがこの世にいてくれるなら何でも構いません」
あやーーっ!!!!
「あやちゃんは優しいもんなぁ」と笑う東伍の後ろで俺は真っ白になっていた
そんな適当な事ばかり言ってはいけせん!とあやに叫びたかったがそんな事よりも自分の妹の適当さに俺は愕然としていた
でも…ま、いっか!
俺は詠に笑顔で話しかけるあやを見ながら静かに笑みを作った