文目剣術部【壱】

スタスタ歩いて行く詠を見ながら「嘘っ!?マジで?居たっけお前」と本当に気づいてないらしい長水は走って詠を追いかけた

「だってお前さ詠皐月だろ?詠って苗字俺のクラスにも1人いるけど…っておいっ!まさかお前あの詠皐月か?!隣の席の!今日の2時間目に俺に教科書見せてくれた根暗で地味な」

「しっかり覚えてんじゃねーかよ」

「嘘だろーーーっ!!?」

長水は目を丸くして「信じらんねぇ」と叫んだ

「うっせぇな!いちいち驚くなよ!」




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