文目剣術部【壱】

「あー…参った」と詠は天井を見上げた








なんやかんやでようやく1人になった詠は用意してもらった寝床で横になりながら今日の一日を振り返っていた

『俺たちを信じろ自分を信じろ』

高笠は確かにしっかりと詠を見据えて言った

『何度も立ち止まっても良い』

立ち止まったらそこで試合終了じゃないのか?

詠は目をつぶった

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