文目剣術部【壱】

剣道をやる者に取って1番重要なのは竹刀だ

全部同じように見えてよく見るとかすかに形が全部違う

「どれが良いんだか分かんねー!」

あれかな?これかな?と目を白黒させながら竹刀を見ている時誰かが俺に声をかけたんだ

「自分で握ってピンときた物を選べば良いんじゃない?」

驚いて振り向いた先にいたのは俺と同じくらいの体型と身長の涼しげな表情をした笑顔が良く似合う男がいた

それが後に剣道と言う名の舞台で最大のライバルとなる《香賀秋峰(カガアキミネ)》だった



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